『ラブライブ!The School Idol Movie』感想

スクールアイドルμ’sの解散を決意した穂乃果たちのその後のお話です。

廃校を阻止しようと1年間頑張ってきた穂乃花たちへのご褒美のような時間とμ’sでいられる最後の瞬間までを描いています。

また、次のシリーズへと夢を繋いでいくお話でもありました。
μ’sを愛してきたすべての人にとって宝物のような奇跡の青春物語のラストストーリーです。

アニメを見ていなくても楽しめる内容

映画の内容は大きくニューヨーク編、帰国編、スクールアイドル編に分けて見ることができます。

まず、アニメのラストの謎がμ’sへニューヨークから招待状が届いたことだったと分かります。

これをきっかけに卒業とラブライブ優勝で終わったはずだったμ’sの時間は再び動き出します。

ニューヨークシーンは映画らしくとても華やかでした。
初めての地で見せる9人の素顔はそれぞれ違っていて面白かったです。

特にお米がなくて悲しむ花陽が可愛かったです。

寂しさを感じながらも新しいものに触れてきらきらしているμ’sの姿が印象的でした。

NYと秋葉原を似ていると捉える視点が彼女らしかった。

しかし、旅行中に穂乃果が地下鉄で一人乗り間違えて迷子になるシーン。

そこで映画の雰囲気が少し変わりました。

ここがこの映画でのかなり大きなカギの1つだったのではないかと思っています。

穂乃果との出会い

8人とはぐれてしまった穂乃果はある女性シンガーと出会います。

ブロードウェイの路地裏で歌う彼女に穂乃果は惹かれ、足を止めます。
そうしてしまうのも納得な歌声でした。

この女性シンガーが何者なのか実在していたのか穂乃果の空想だったのかははっきりとは明かされていませんが、大人になった、あるいは穂乃花の心の中にあるもう一人の穂乃果のような人物かなと思いました。

終わりの答えを出していたはずの穂乃花にも色々な想いや迷いがあり、そこから生まれた出会いだったように見えました。

不思議なシーンでしたが、アニメにはなかったこの演出がたまらなく好きでした。
そしてこの出会いが後半に繋がっていくのも素敵です。

帰国後、μ’sは大ブレイクしていました。

μ’sの解散は決定していて来年度にはもう存在していないことを他のみんなは知らなかったため、続けてほしいと理事長やA-RISEから言われてしまいます。

この展開は少し予想外で驚きました。

周りの声に揺れるμ’s、特に穂乃果が迷う姿にスクリーンに引き込まれました。

雨の演出に加えてまた女性シンガーが出てくるところや冒頭の幼い頃の思い出のシーンとつなげる構成がすごかったです。

幼い穂乃果が繰り返し諦めずに水たまりをジャンプする回想シーンには、穂乃果らしさとラブライブの持つ魅力が込められているように見えました。

穂乃果が結論を出したのと同じ頃、絵里たちも集まり同じく結果を決めていました。

ここでの3年生の絆やスクールアイドルが好きという気持ちが見えてくるところも好きでした。

解散する答えを改めて出しながらも解散をネガティブなものにしないと考えているところや次の目標を見つけ出しているところに穂乃果のカリスマ性を感じました。

そしてライブをやると言い出した穂乃果と共に今を精一杯頑張ろうとするμ’sのメンバーの姿はずっと応援していた大好きなμ’sそのものでした。

短い時間で多くのスクールアイドルを集めて楽曲や踊りを考える様子はかなり駆け足で大変そうでしたが、すごく楽しそうでした。

再びここで登場するツバサがかっこよかったです。
μ’sとA-RISEが協力するシーンはファンにとって嬉しいものでした。

最後はμ’sのためでなく、スクールアイドルのためのライブであることが次のシリーズに向けて動いているように見えました。

しかし、不思議と悲しくなくスクールアイドルが好きだという気持ち繋がり続いていくことに希望を感じました。

μ’sを中心に全国のスクールアイドルや街の人々も描かれていてすごくにぎやかで温かくこれまでの頑張りを想うと胸が熱くなりました。

街も女の子もすごく輝いている最高のクライマックスでした。

最後の幼い少女の穂乃花がジャンプを成功して見せる笑顔もまた輝いていました。

まさにシリーズの集大成といえる素晴らしい映画でした。
お話の内容以外にもライブシーンも素敵でした。

音楽も最高☆

使われた曲はすべて新曲でストーリーと上手くリンクしていました。
ライブシーンだけを見てもその完成度の高さに驚かされます。

ミュージカル的な演出も加わっていた学年ソングは歌いながら踊るシーンを手書きで描かれていたのがすごかったです。

見ていて楽しいだけじゃなくキャラクターの心情もより伝わってきました。

不安から明るい気持ちへの切り替わりや驚きと嬉しさの表現、次に進む一歩など挿入歌が入ってくる場面もよく、歌詞もマッチしていました。

見ていて飽きがこないのもよかったです。
ライブシーンでの2曲はどちらも新しさがありよかったです。

特にニューヨークでのライブシーンは豪華さと華やかさがありました。
衣装や髪型もすべて凝っていて可愛かったです。

後輩である雪穂たちスクールアイドルのシーンから繋がり、映画の中で一番最後に流れた曲はμ’sの曲でした。

すごくきれいな光の中で世界で一つだけのμ’sの歌が始まります。

μ’sの青春の日々や今ある想い、これからに向けての希望などすべてが詰まっているような一曲に涙が止まりませんでした。

歌詞の中にメンバー一人ひとりの名前が入っているのもよかったです。

ライブシーンが終わった最後には無造作に脱ぎ捨てられたμ’sの練習着が映し出されていてμ’sの活動が本当に終わったことを感じました。

現実世界でも終わりを迎えたようで泣けてしましました。

羽の演出も次への繋がりを感じて感動的でした。

まとめ

人気作品を終わらせるのは大変だと思っていましたが、ラブライブらしい最後できれいに完結されたことが本当に嬉しかったです。

青春の日々を精一杯頑張る少女たちの姿に元気と感動をもらえます。
多くの人にぜひ見てほしい作品です。